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社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立する

社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立する
フィリップ・コトラー
社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立する
定価: ¥ 3,570
販売価格: ¥ 3,570
人気ランキング: 11727位
おすすめ度:
発売日: 2007-08
発売元: 東洋経済新報社
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CSR時代のマーケティング
近年注目を集めている企業の社会的責任(CSR)の実践手法をマーケティングの視点から論じた良書。本書の特徴は

@ CSRにマーケティング手法を適用することは単なる「社会貢献」ではなく事業の成功にもプラスであるという主張
A 上記の実践手法を豊富な事例ともに体系的に解説している
B メインは民間企業向けだが、彼らを活用する非営利組織側が取り組むべきことも触れられていること

にある。従って、民間企業、非営利組織双方の担当者に役立つ本といえる。なお、本書とほぼ同じ時期に「社会が変わるマーケティング」発刊されており、本書も合わせて読むとこの分野におけるマーケティング手法の適用法がより深く理解できると思う。


分類のネーミングに難
アメリカ大手企業50社以上へのリサーチ結果をもとに、企業の社会的責任を果たす取り組みを以下の6つに分類し、数多くの具体的な事例を用いつつ解説している。

(1)コーズ・プロモーション
(2)コーズ・リレーティド・マーケティング
(3)ソーシャル・マーケティング
(4)コーポレート・フィランソロピー
(5)地域ボランティア
(6)社会的責任に基づく事業の実践

社会的責任の取り組みについて、マーケティングの視点から論じた(恐らく)はじめての本。
こうした取り組みを戦略的に実施していくことの重要性が増してきていることに異論がある人はいないと思う。
あるテーマについて深掘りしていくには、曖昧にされていることを分類・細分化して明確化し、様々な取り組みを比較し議論できるように共通言語化する必要がある。
そういう意味でこの本の功績は大きい。

ただ、分類された6種類の名前だけを見ると、どうもわかりにくい。
本書を読んでそれぞれの解説をしっかり読めばわかるのだが・・・

名前だけを見て内容をしっかりイメージできるのは(5)くらいか。
(1)?(4)はカタカナばかりで、名前だけではどう違うのかよくわからない。
(6)については「(1)?(5)すべてが社会的責任に基づく事業の実践なのでは?」と思ってしまう。
訳す際にもう少しわかりやすい日本語にしたほうが良かったのではないだろうか。

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